きらり 富山の夏2014

今年の福島県在住の親子招待事業「きらり富山の夏2014」は,8月1日(金)から8月4日(月)まで黒部市ふれあい交流館「あこや~の」をベースに実施いたしました。

13家族37名の方々が参加され,今年も参加されたご家族全員,最初から最後まで笑顔がはじける中で,無事終了することができました。

多くの団体,個人,企業から色んな形でご支援ご協力をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。

○第1日目(2014年8月1日)

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朝10時郡山駅前から富山に向かって「出発」! 「アナと雪の女王」のDVDにみんな真剣
宿舎の黒部市ふれあい交流館「あこや~の」に着いたのは,午後3時でした。

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到着後は寺田指導員(自称「ゆってぃ」)から建物内のルールなどの説明の後「みんなでゲーム」。    すごく盛り上がったね。

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夕食後は,まえはたまさのぶさんの音楽会(犬の声やバイクの音も出たね。)そのあと「竹の学校」で竹トンボをつくって飛ばしました。

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○第2日目(2014年8月2日)
夏の朝はやっぱりラジオ体操から
(毎朝やった中には,東北弁の「おらほのラジオ体操」もありました。)

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食事風景(おばさんのサービスもありました。)

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朝食を食べた後は,森の中の道を歩いて「阿古屋野森づくりクラブ」の皆さんのやっておられる「カウベルト事業」の放し飼いの牛に草(かや)をやりました。

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次はフィールドアスレチック
生まれて初めての「本格的な木登り体験」 もし滑っても安全な装置を身につけて

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「阿古屋野森づくりクラブ」の方の指導と補助で,慎重かつ大胆に

木登り開始!

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登りきった後は勝利のVサイン!

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最後にもう一度,決めのVサイン!!

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その他にも色んな遊びに夢中!大人も子供もフィールドアスレチックを午後も堪能しました。

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思いっきり汗をかいたあとは,スイカ4個のスイカ割り!

甘~いスイカでした。

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スイカ割りの後は「竹椀と竹箸づくり」  大人も子供も真剣

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作った箸とお椀で流しそうめんを体験。あっという間に食べちゃったね。そしてバーベキュー!この肉も野菜も 「おいし~い!」

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大人は「ミヨ&バンブー」の演奏にうっとり,子どもたちは・・・弓矢で「エイ」

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一時キャンプ場の上空にあった雨雲もみんなの力でどこかへ消えて,夜はみんなでキャンプファイアー。「モクセイ人も出てきて,みんなと仲良しに」

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そして最後は恒例の

花火で二丁拳銃

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テントに泊まりました。初めての人も多かったようで心配だったそうだけどよかったって。

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○第3日目(2014年8月3日)

ミラージュランドのアトラクションとプールは,ずっと楽しみだったんだ。

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めずらしい海水が流れるプールです。

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水族館では特別にアザラシのえさやりの話をしてもらいました。

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夕食の後は,越中家漫欽丹さんの楽しいお話とハーモニカ。

誰だい?漫欽丹さんに「ちょっかい」をだしているのは。

そのあとは「夜のお散歩」。鳥居をくぐってお宮さんの前まで行ってそこに置いてあった袋を勇気を出して開いてみると中から「東北栄努(とうほくえいど)神社」のお守りがでてきました。

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○第4日目(2014年8月4日)

3日間生活した「あこや~の」を出発する前に,みんなで記念撮影

「あこや~の」のゆってぃさん,「阿古屋野森づくりクラブ」の皆さん,

「どうもありがとうございました。」

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バスで最後の目的地の清水(しょうず)のまち「生地(いくじ)」へ

コミュニティセンターで「生地あいの会」の皆さんの指導で名物「水だんご」作りに挑戦!!

完成した後は水記念公園で試食!「おいしい!」「お代り!」

ガイドさんの説明を聞きながらの清水めぐり。味の違いわかったかな?

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そしてバスは,郡山駅前に午後4時30分に到着。長かったような,短かったような3泊4日の富山の旅行は終わりました。

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みんなの心の中には4日間の楽しかった思い出がいっぱい残ったね。

「きらり富山の夏2014」

おつかれさまでした。

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◎ご協力いただいた企業・団体・個人:(順不同:敬称は省略させていただきます。)

  黒部市ふれあい交流館「あこや~の」,ミラージュランド,魚津水族館,阿古屋野森づくりクラブ,生地あいの会,富山県農業協同組合労働組合,株式会社トンボ飲料,北陸コカ・コーラボトリング株式会社,フードバンクとやま,富山協和青果株式会社,Bamboo Saves The Earth,新湊高校ボランティア部,まえはたまさのぶ,越中家漫欽丹,藤田(あこや~の食堂),山口すみこ,川西かず江,坂下順子,川嶋茂雄

 <後援:黒部市教育委員会>

◎賛同金をいただいた方々:                                                  (順不同:お名前を掲載することをご承諾いただいた方のみ載せております。敬称省略)

※お詫び:銀行振込いただいた方などで漢字氏名不明の方や漢字誤記の方は,恐れ入りますが訂正させていただきますので,その旨お申し出願います。

坂下久子,藤野朧,川上純子,コミュニティハウス ひとのま,宮崎さゆり,小竹源紀,真岩真理,本村実佳,中村しのぶ,音頭友美,山形いづみ,吉島香穂理,橋本亜姫,橋本睦子,高宮順子,河端亜紀代,金山真紀,岩見優子・織田,山澤豊,津本孝子,川原登喜の,成伯将史,前沢昭,ホールデコーラスつむぎ倶楽部,富山南赤十字奉仕団,滑川市赤十字奉仕団,酒井映子,吉本雄二,小幡まり子,西田洋子,永山貴美子,小林米和,宮長悟,大重栄子,釣谷由美,川西かず江,中才美喜子,経田尚美,湯上谷洋子,県職退職者会 寺西影子,北堀孝子,屋鋪厚子,宇治谷明美,村藤美枝子,高木睦子,沢井順子,池田なごみ,佐野君子,山下清子,柳美幸子,大崎恵子,須賀泉美,神田米雄,兵部愛,太田真美,高橋敏子,西野優子,ホールデコーラス,米田由紀子,木下紀子,国枝由紀子,野畑真寿美,野口雪子,高橋千春,小澤有香,岡野美由紀,橋本多恵子,国京寛美,堤広美,山口貴代,佐藤仁美,石井きよみ,林優子,石原美耶,松山恒子,辻盛佳子,斎藤千明,臼井恭子,中部観光株式会社,市村圭子,飯田恭子,つむぎ倶楽部利用者,林じゅん子,飯沢商店,高瀬弘美,大橋育世,越間香織,島瀬里美,道用亜希子,ミモリヒトミ,フジサキヨシオ,パリ祭(会場募金),生地あいの会(七夕爆笑ライブ募金),村さん他3人,佐々木ひろみ,本村実佳,酒井晶子,大西かおり,前田唯,増永由紀子,増永吉継,野田かのこ,佐々木奈緒子,小かじ瞳,Bamboo Saves The Earth,永野久夫,又市佐貴子,青木美保子,富田美喜子,西尾須磨子,佐々木恵子,杉本英知子,村本玲江,マキノユミ

80万円を超える賛同金をいただきました。賛同金は,すべて福島の親子の短期招待事業「きらり富山の夏2014」と短期保養事業「呉羽のおうち」に使わせていただきました。

ありがとうございました。深く感謝いたします。

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○参加者からのメッセージ:                                                  最後に、参加された親子の皆さんから、「きらり富山の夏2014」についていただきましたメッセージとチビッ子の絵などを紹介させていただきます。

 1.今回すべてが娘にとって諸体験であり,本当に貴重な4日間でした。人 見知りする娘ですが,帰りのバスの中で「また参加したい,富山県に行きたい。」と言っておりました。夏休みの宿題の絵日記にも,今回過ごしたことを描いておりました。とても楽しかったのだと思います。スタッフの方々,ボランティアの方々に心から感謝申し上げます。又機会がありましたら,是非,皆様にお会いしたいです。

2.参加するまでは,「福島のかわいそうな人たち」との扱いを受けるのは抵抗があったのですが,そのようなことは一切なく,親子でただただ楽しく過ごすことができました。

3.「きらり富山の夏2014」の保養では大変お世話になりました。多くの皆様に温かく迎えていただき,心身共にリフレッシュすることができました。(略)                             子どもたちが縦社会とのつながりが減る中で大人の皆さまと接することは,これから生きていく上で貴重な財産になったと思います。                                          また少しの時間でも,放射線の低い場所での保養は非常にありがたく,親としては安心して子どもたちを遊ばせることができました。沢山の方たちに支えられていることを改めて実感することができました。                                                                          私事になりますが,震災以降,他県へ子とともに放射線の健康被害を危惧し自主避難し3年余り家族と離れて過ごしておりました。今春,避難生活を終えることとし,福島へ戻りました。福島の地は放射線との戦いを強いられることが多く,福島で生活をするということは,思った以上に難儀なことがあります。戻った以上子どもたちをしっかり守りながら,幸せな日々を送れるように過ごす毎日です。頂いたたくさんのご支援を子ども達にしっかり教え,世に返して生きてほしいと思っております。

4. 4日間大変お世話になりました。木登りしたり,BBQ したり花火やキャンプファイヤーをしたり,最高に楽しい夏休みの思い出になりました。大人も子どももおいしい空気を吸っておいしいものを食べて楽しい時間が過ごせました。いただいたお手紙を見て,改めてたくさんの方々のおかげで経験できたこと本当に感謝しております。子どもたちにも感謝の気持ちと,これから何かの時に誰かのために何かしてあげられるようになろうという話をするいい機会にもなりました。本当に感謝感謝です。ありがとうございました。

5. 自然に触れ合い,とても体験することが多くて良かったです。ボランティアの方々,スタッフの方々,あこや~のスタッフの方々にとても感謝しています。(略)「きらり富山の夏2014」に参加できたこと子ども達の心に残せてあげられたと思い親として強く心に残っています。

6. 人生初の富山県でしたが,(略)行く前と後では全然違う気持ちになりました。ドキドキしながら(?)の参加でしたが,スタッフの皆さんの温かい心づかいが本当に伝わりました。子ども達も日がたつにつれ他の子どもたちと仲良くなり,最後は「また来たい!!」です。機会があればもう一度,またまた来てみたいです。(略)感謝したのが洗濯場で順番で洗濯を回してくださったり,乾いた洗濯物をたたんでくれたスタッフの方々・・ありがとうございます。

7. 水団子,すごくおいしかったです。自分ひとりで3皿も食べました。清水もおいしくタンクに入れて3個いただきました。水の豊富な町だと実感しました。

8. 木の遊具で男の子たちはすっかり友達になり,良かったです。1人1人木登りにつきあっていただいてどの子も満足だった。子どもは暑くても元気に活動していてよかったです。(3日目お楽しみ会では)「まんきんたん,まんきんたん」と呼び捨てで一番前に座って,子どもは楽しんでいました。失礼しました。                                                                「夜の散歩」はいまだにお札お札と口にするほど,心に残る体験だったようです。

9. 家族一同,本当に心に残るいい体験をさせていただいたと感謝いたしております。 キャンプ,竹のお椀・箸づくりなど,初めての体験に目を輝かせて,本当に楽しそうな子ども達の笑顔がよい思い出になりました。                                                                           福島に帰る際にも,「もっとここにいたい」と言うほど,本当に楽しかったようで,また機会があれば富山に行きたいと思っています。また,帰りにはたくさんの野菜やお米おいただき,ありがとうございました。さっそくおいしくいただいています。

 10. (竹椀・竹箸づくりは,)のこぎりを真剣に引いて,終わった後の笑顔,ここでも子どもたちの挑戦がありました。(キャンプファイヤーは,)大人も子どもも盛り上がってとても楽しかったです。スタッフの方がすばらしかった。(4日間をとおして,)私たち保護者も,富山の皆様の真心と応援をたくさんいただきました。ありがとうございました。

 11. 楽しい2 4日間をすごささせていただき本当にありがとうございました。木のぼり,流しそうめん,テント泊に遊園地,プールに水族館と夏にやってみたい全てが実現した保養でした。(夜は,)早目に終わって,それからお風呂や洗濯,荷物まとめの時間があれば少し余裕ができたと思います。楽しい思い出をありがとうございました。

 12. (子ども達の夜の散歩は,)恐怖の思い出?なったようです。(笑)(野菜と水のおみやげは,)今まで保養に参加して,あれほどのおみやげは初めてで…重さの分?ありがたさ(愛)をしみじみ感じました。

しみずりえ

 

 

ふくしまけんすけ

最後に
 今年の「きらり富山の夏2014」も沢山の方々のご協力,賛同金のおかげで,無事に終了することができました。

 「きらり」の特徴は,参加者も含め多くの人が一体になった手作りの事業であるということです。キャンプファイヤーを盛り上げるために一生懸命企画してくれた我々「東北AID」の若いスタッフやずっと相談に乗ってくださった黒部市ふれあい交流館「あこや~の」の寺田指導員さん,フィールドアスレチックなどを丸1日協力していただいた「阿古屋野森づくりクラブ」の方々、水だんごの指導,子ども達が水遊びの際に滑らないように池掃除をして下さった生地あいの会の皆さん,BBQの野菜を大量に提供してくださった富山県農業協同組合労働組合様,個人参加のボランティアの皆さん,食材の提供,賛同金の寄付をしてくださった多くの方々。数え上げるときりがありません。いろんな方々の善意と協力によって「きらり富山の夏2014」は成り立っています。しかも皆さんが福島から参加されたご家族に喜んでもらおうという思いだけで,一生懸命にして下さいました。参加された福島の皆さんもそうした色んな方々の姿勢を実際に感じらとられて,上記のように沢山の感想を寄せて下さったのだと思います。協力いただいた方は「福島の皆さんに喜んでもらえた」と言って喜び,福島の子どもたちは「とても楽しかった」と言って喜び,我々東北AIDスタッフは「一生懸命企画したものがうまくいった」と喜ぶことができました。また,多くの方から頂いた野菜などを「お土産」として渡すことができ,参加者全員から「ありがとうございました」の言葉をいただきました。

 次年度の「きらり富山の夏2015」の参考にするため,アンケート用紙を実施後に参加されたご家族に送付いたしましたが,90%を超えるご家族からの回答をいただきました。改善すべき点がいくつも書かれておりましたので,是非来年度には反映したいと思います。これからもこのような応援活動を継続していきますので、よろしくお願いいたします。

 ちびっこたちだけではなく,全員に「きらり」と光る2014年夏の思い出ができたことを確信して。                          

東北AID 代表 川渕 映子                                                  スタッフ一同

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 スケジュールと募集要項